XRPに3つの警告 大口買い手が後退
10月は暗号資産市場に試練となり、XRP(XRP)価格は反発できずにいる。今月は2桁の下落となり、直近1週間でも4.81%下落し、1.30ドルとなった。
今回の下落には、XRPに3つの弱気サインが同時に点灯している。クジラによる取引所からの引き出しが減少し、取引所へのXRP流入が増加、スポットETF需要の停滞も指摘される。

バイナンスのクジラ勢、安値での参入を待つ構え
最初のサインはバイナンスからで、オンチェーンアナリストのDarkfost氏によれば、クジラの流出額は5年ぶりの低水準となった。90日平均は4970万ドルとなり、2025年2月の35億ドルから大きく減少した。

Darkfost氏は、前回の大規模流出について「強い買い集め」と分析。同氏は、クジラ勢が再び買いに動くには、より割安感のある価格を待っていると指摘する。
今回のベアマーケットでもXRPは比較的底堅さを示しており、価格が十分に下落していないため、クジラ勢の参入につながっていない。2022年、2023年は割安感からクジラによる大量の買い集めが見られた。
「長期的な視点では、クジラによるサポートがなければXRPに十分な買いが入らない可能性がある。しかし、必ずしも絶対ではなく、時に出来高や関心が枯渇したタイミングでトレンドが反転することもある」と同氏は付け加えた。
売却可能なXRPが取引所に滞留
2つ目のサインは、取引所への入金動向である。暗号資産取引所へのXRP流入は過去30日で60億5000万XRPに上昇し、7か月ぶりの高水準とArab Chainは指摘する。うちバイナンスが単独で24億6000万XRP、全体の約40%を占めた。
ただしアナリストは、入金増加が即座に売り圧力を意味するとは限らないと指摘。ウォレット間の移動や保有資産の再編、取引量の増加によって似た傾向が現れることもある。
それでも新規入金によって取引所のXRP備蓄が増加している。機関投資家による安定した需要があればこれらは吸収されやすいが、スポットETFへの流入は逆方向を示す。
ETF買い、12月以来の好調期から一転して沈静化
米国のXRPスポットETFは10月16日までの1週間で184万ドルの純流出となり(SoSoValue調べ)、13週連続の純流入トレンドが途切れた。

10月は流入が細り、直近7営業日のうち4日は純流入ゼロだった。これにより、10月の純流入額は現在までに1025万ドルにとどまり、9月の1億2140万ドルから大幅減少となった。
純資産総額も9月25日の17億7000万ドルから14億8000万ドルまで減少した。累積の流入額はほぼ横ばいで、XRP価格の下落が主な要因となった。
XRP相場、11月まで好材料乏しく
こうした価格低迷はXRPの月間リターンにも表れる。8月・9月は12月以来のETF流入ラッシュと一致し、2026年で最高の成績となった。
CryptoRankによれば、XRPは8月に30%、9月に7.95%上昇した一方、10月1日以降12.5%下落した。
過去の統計も今後数週間に明るさをもたらさない。XRPは過去13回の10月のうち8度は下落しており、11月の中央値リターンもマイナス10%である。
11月の平均上昇率は80.2%と目を引くが、2013年、2020年、2024年の急騰により数値が押し上げられている。
クジラの引き出し額やETF流入の反転が見られれば、XRP買いの復活を示す初動サインとなる。
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Source: BeInCrypto ↗





